Intel製CPUのCoreプロセッサには、同じモデルナンバーでも型番末尾にKやF、KF、KS、Tが付く製品があります。
【型番末尾にKが付くCPU】
オーバークロックに対応する倍率ロックフリーのCPUです。
オーバークロック対応のチップセット(Intel Z690やIntel Z790)を搭載するマザーボードとの組み合わせで、
オーバークロックが可能となります。
ただし、弊社ではオーバークロックは動作保証対象外とさせていただいております。
オーバークロックはお客様の自己責任において行っていただけますよう、お願い申し上げます。
なお、「Kが付くCPU」は、「Kが付かないCPU」より動作クロックが高いこともあります。
その場合、オーバークロックをしなくても「Kが付かないCPU」より処理速度が優れておりますので、
より高性能なCPUをお求めの場合にお勧めです。
その反面、TDPも高くなるため発熱量は大きくなる傾向にあります。
例)
Core i7-14700 ベース動作クロック 2.1GHz(最大5.4GHz) TDP65W
Core i7-14700K ベース動作クロック 3.4GHz(最大5.6GHz) TDP125W
【型番末尾にFが付くCPU】
内蔵グラフィック機能が非対応のCPUです。
マザーボードに付いているオンボードグラフィック用の出力端子(HDMIやDisplayPort)は
使用できませんので、ビデオカード(グラフィックボード)の搭載が必須となります。
価格的には「Fが付かないCPU」より安価な場合が多いので、ビデオカードを搭載することが
前提の場合はお勧めです。
【型番末尾にKFが付くCPU】
オーバークロック対応で、且つ内蔵グラフィック機能非対応のCPUです。
【型番末尾にKSが付くCPU】
オーバークロック対応で、各世代の最上位グレードのCPUに冠されることが多いCPUです。
例)
第12世代: Core i9-12900KS
第13世代: Core i9-13900KS
第14世代: Core i9-14900KS
ブースト時の動作クロックが非常に高いのが特徴ですが、通常の「Kが付くCPU」よりTDPが
更に高くなるため発熱量も大きくなる傾向にあります。
また、供給量が少ないことが多いため、早期に販売終了になる場合もございます。
【型番末尾にTが付くCPU】
同じモデルナンバーのCPUの中で、消費電力が特に低いCPUです。
消費電力が低いため、発熱量も小さくなる傾向にあります。
その反面、動作クロックも低くなる傾向にあります。
例)
Core i7-13700K ベース動作クロック 3.4GHz(最大5.4GHz) TDP125W
Core i7-13700 ベース動作クロック 2.1GHz(最大5.2GHz) TDP65W
Core i7-13700T ベース動作クロック 1.4GHz(最大4.9GHz) TDP35W
Core i7-14700K ベース動作クロック 3.4GHz(最大5.6GHz) TDP125W
Core i7-14700 ベース動作クロック 2.1GHz(最大5.4GHz) TDP65W
Core i7-14700T ベース動作クロック 1.3GHz(最大5.2GHz) TDP35W